四柱推命「地支」「天干」ってどういう意味があるの？わかりやすく解説します！

ほかの占いに比べて、読み解くのが難解といわれている四柱推命。中国の陰陽五行説を元にした占いで、「占いの帝王」とも呼ばれているだけあり、的中率も高いことで知られています。

運気の波を読み取り、運勢が良いとき、悪いとき、それぞれのサイクルに入る前に対策を採ることができるのも四柱推命の強みです。

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運勢を読み解いていくには命式が必要となり、算出方法については知識が要りますが、ベースを覚えると基本的なことはある程度わかるようになります。ただ、深く読めるようになるには、それなりに時間がかかるのが実状です。

自分の運気、才能、仕事の適正、恋愛、相性まで、あらゆることがわかるのが四柱推命です。後ほど、ズバリ当たると評判の中園ミホさんの四柱推命をベースとした占いをご紹介します。四柱推命であなたの運勢を確認してみてはいかがでしょうか？

四柱推命とは？

四柱推命(しちゅうすいめい)は、中国で3000年以上前から存在しているといわれており、とても長い歴史をもつ占いです。

四柱推命は文字どおり、4つの柱がベースとなっており、その人が生まれた「年」「月」「日」「時間」をもとに、命式を作ります。

命式とは人の人生を読み解く「羅針盤」のようなものです。「年」「月」「日」「時間」の4つの柱にはそれぞれ意味があり、この4つの柱が「その人」そのものを表しています。

まず、命式を作るには、「天干」や「地支」についての知識が必要になります。詳しくは後ほどご紹介していきますが、「天干」は10種類あり「十干」といい、「地支」は12種類あり「十二支」といいます。

それを組み合わせて「干支」と呼ばれ、この組み合わせは60種類にもなり、これを「六十干支」といいます。

命式をもとにその人の人生を読み解いていきますが、そこからわかる情報は膨大です。現状はもちろん、生まれ持った才能や、努力することで変わる後天的な運勢などもわかると言われています。

ほかの人との相性や、過去、未来の日付を命式に当てはめて読み解けば、過去や未来の運勢もわかるので、まさに命式は「人生のシナリオ」とも言えます。

自分の運勢や生まれ持った性質、適正な職業、恋愛など、人の一生についてあらゆる角度から読み解いていくことができるのが四柱推命です。

命式についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

四柱推命で占うには、生年月日から占います。生まれた年を「年柱」、月を「月柱」、日を「日柱」、時間を「時柱」といい、それぞれの柱に生年月日から算出された「天干」と「地支」を当てはめていきます。

生まれた時間まで覚えていない方もいるかと思いますが、わからなくても基本の部分は鑑定できます。

各柱からわかる運勢は大まかに以下のような内容です。

「年柱」
・社交性、家、先祖、両親、目上の人
・人生においては、初年期の運気

「月柱」
・自分自身の生き方、才能、仕事、家庭
・人生においては、中年期の運気

「日柱」
・恋愛、パートナー、自分自身
・人生においては、晩年期の運気

「時柱」
・子ども、年下の人、部下
・人生においては、生涯の運気

この4つの柱が基本です。4つの柱については以下の記事で詳しく説明しています。

まずは、命式を作る際に必ず必要となる「天干」と「地支」について、もう少し詳しくみていきます。

四柱推命：天干の持つ意味は？

天干(てんかん)とは、わかりやすくいうと、人から見た自分の性格、人との関係性、接し方などを表します。

天干は10種類の十干により表され、命式の上段に入ります。そして、生年月日を「年」「月」「日」「時間」の4つの柱に割り当ててみていきます。

人から自分がどのように見られているのか、行動パターン、印象、ルックスまでもわかります。それにより、自分が誤解している部分や短所などを客観的にみることもできます。

では、天干についてもう少し詳しくご説明していきます。

天干（十干）の読み方と陰陽五行が知りたい

天干とは「十干(じっかん)」と呼ばれ10種類で表されます。

「甲(きのえ)」「乙(きのと)」「丙(ひのえ)」「丁(ひのと)」「戊(つちのえ)」「己(つちのと)」「庚(かのえ)」「辛(かのと)」「壬(みずのえ)」「癸(みずのと)」のことを指します。

これらは古代中国で生まれた思想のひとつである、陰陽五行がベースとなっています。陰陽五行とは、この世は「木」「火」「土」「金」「水」(もっかどごんすい)の5つの要素で作られていると考え、この要素に「陰」と「陽」があるという2つの考え方を組み合わせたものです。

10種類の天干は、天から流れる五行の気として表現され、さらに陰と陽(兄弟)に分けられます。「兄＝陽」「弟＝陰」と表現され、交互に割り当てられます。この陰陽の意味に良い悪いというのはありません。

わかりやすく陰陽五行に割り当ててみます。「陽(兄：え)」と「陰(弟：と)」が交互にくるので、音でおぼえると簡単です。

• 甲(きのえ)→木の陽(木の兄)
• 乙(きのと)→木の陰(木の弟)
• 丙(ひのえ)→火の陽(火の兄)
• 丁(ひのと)→火の陰(火の弟)
• 戊(つちのえ)→土の陽(土の兄)
• 己(つちのと)→土の陰(土の弟)
• 庚(かのえ)→金の陽(金の兄)
• 辛(かのと)→金の弟(金の弟)
• 壬(みずのえ)→水の兄(水の兄)
• 癸(みずのと)→水の弟(水の弟)

この十干に12種類の「地支」を組み合わせることで、それぞれの役割や性格をより詳しく読んでいくことができます。

四柱推命：地支の持つ意味は？

続いて、地支(ちし)についてご紹介します。

地支は命式の下段に割り当てられ、目に見えない部分を意味します。内面的な性格を表すので、「ほかの人からは見えない性格」がわかるということです。

また、時間と空間を指すことから、四季が繰り返す五行の運気を表します。

天干と組み合わせることで、その人の性質や運気なども深く読んでいくことができます。

地支（十二支）の読み方と五行が知りたい

地支は12種類あり「十二支(じゅうにし)」とも呼ばれます。

子(ね)」「丑(うし)」「寅(とら)」「卯(う)」「辰(たつ)」「巳(み)」「午(うま)」「未(ひつじ)」「申(さる)」「酉(とり)」「戌(いぬ)」「亥(い)」の総称が地支(十二支)と呼ばれ、そこに五行の要素が割り当てられます。

地支は、古代中国では時間を表していたそうです。十二支と聞くと、日本では暦や干支(えと)で馴染みのあることばですが、四柱推命では、十干と地支を組み合わせたものを「干支(かんし・えと)」といいます。

諸説ありますが、十二支は暦を覚えやすくするために、身近な動物を割り当てたという説もあり、元々は順序を表す道具として使われるようになったそうです。

私たちがよく耳にする、”丑三つ時(うしみつどき)”は、真夜中(午前2時ころ)を指しますが、これは、地支の「丑」の時刻を指しています。

四柱推命の占いでは、この十二支に五行の「木、火、土、金、水(もっかどごんすい)」の要素が加えられます。一見、覚えにくいように感じますが、パターンを覚えると意外とそうでもありません 。

• 子(ね)：水
• 丑(うし)：土
• 寅(とら)：木
• 卯(う)：木
• 辰(たつ)：土
• 巳(み)：火
• 午(うま)火
• 未(ひつじ)：土
• 申(さる)：金
• 酉(とり)：金
• 戌(いぬ)：土
• 亥(い)：水

覚え方は、「木、火、土、金、水」から「土」を抜きます。十二支に「木、火、金、水」がそれぞれ2つずつ順番に割り当てられますが、2つ続いたあとに毎回「土」がひとつだけ入るという感じです。「寅」からはじめるとわかりやすいです。

生年月日から地支を導き出し複合的にその人の性質などを読んでいきます。

四柱推命：通変星の持つ意味は？

通変星(つうへんせい)とは、その人の性格や運勢を見るときに役立ちます。命式をよりわかりやすく読み解くのに活用され、「比肩」「劫財」「食神」「傷官」「偏財」「正財」「偏官」「生還」「偏印」「印綬」の10種類があります。

通変星は陰陽と五行の組み合わせから算出されます。これらは、自分自身を表す日柱の天干(日干)が、ほかの柱とそれぞれどのような関係性かを示し、性格などを推定したり、ほかの通変星との関係からどのように影響しているかなどを読み取ることで、総合的な性格、運勢、開運法などみていくのに使われます。

通変星の種類は？

通変星(つうへんせい)の種類は以下のとおりです。

• 比肩(ひけん)
• 劫財(ごうざい)
• 食神(しょくじん)
• 傷官(しょうかん)
• 偏財(へんざい)
• 正財(せいざい)
• 偏官(へんかん)
• 正官(せいかん)
• 偏印(へんいん)
• 印綬(いんじゅ)

この通変星に陰陽と五行が組み合わさり、「生じる」と「剋す」の関係性が加わり読み解いていきます。

通変星についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

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まとめ

中園ミホさんが占いのベースとされている四柱推命は、かつての中国で政治的な判断が必要とされるときに使われていたとも伝えられています。それほど広範囲にわたり、あらゆることを読み解くことができるのが特徴です。

あなたの性格、本質はもちろん、人から見られている性格、印象、見た目から始まり、内面的な性格、ほかの人にはわからないあなたの一面、仕事、恋愛、相性、過去、未来、すべてのことがわかるのです。

私たちは生まれた日を変えられません。天から与えられた生年月日(4つの柱)に、この世に循環するエネルギー(陰陽五行)を注ぎ、「命」を推察するという神秘に満ちたとても奥の深い四柱推命ですが、人生はすでに決まっている訳ではなく、あなたの「シナリオ」はこれからも追加していけるのです。

大まかなストーリーは決まっていたとしても、シナリオに書き足ししていけることを教えてくれるのが中園ミホさんの占いです。

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